公衆衛生看護活動論Ⅰ(地域診断の基礎)の授業は、保健師を目指す学生が、地域での住民の健康や生活上の課題を推定し、今後、住民の健康増進に向けて、どのような働きかけが必要か、どのように住民と協働すべきかを考える科目です。
〔6月21日:インタビュー〕
6月21日、古賀市花鶴丘3丁目の地域の代表者4名が、授業に参加して下さいました。
日頃、4名の方々は、自治会や民生委員、福祉会やヘルスステーションの団体に所属し、主体的に住民組織活動(地域活動)を推進されています。
この日の授業では、学生が『住民組織活動とは何か』をテーマに、花鶴丘3丁目の地域活動やこれらの活動に取り組むようになった経緯、活動のやりがいや今後の課題についてインタビューを行ないました。
〔7月12日:プレゼンテーション〕
7月12日、古賀市花鶴丘3丁目の地域の代表者4名に加えて、古賀市健康介護課の保健師2名が、授業に参加してくださいました。
この日の授業では、学生が6月21日のインタビューをもとに「住民組織活動と公衆衛生看護活動」をテーマに、プレゼンテーションを行いました。参加者からご助言をいただき、学生は、地域における住民主体の活動やそれを支える保健師の役割について、さらに理解を深めることができました。
さらにこの日は、プレゼンテーションの後、保健師コースの4年生6名も交えて、保健師は住民とどのように協働すべきかについても、意見交換を行いました。
保健師コースの4年生は、実習での経験もふまえながら「住民組織活動と公衆衛生看護活動」に関する自らの考えを述べ、それらを3年生は真剣に聞いていました。
今後も保健師コースでは、地域との交流とともに学年を超えた学習の機会を設けていきたいと思います。