英語・看護制度
クイーンズランド工科大学(QUT)英語・看護研修オーストラリア研修で海外の看護事情を知る
海外で研修を行うことにより、外国人とのコミュニケーション能力を向上させ、文化や背景が異なる対象の方々への看護のあり方を考えます。それと並行して、日本以外の国の看護事情を理解します。2週間の滞在を終えた後は、異文化への理解を深め、文化の違いによる保護・医療・福祉システムを理解・説明できるようになるのが目標です。また、日本とオーストラリアの看護を比較できる洞察力も養います。 講義は英語で、1週間に25時間実施。そのほかクイーンズランド工科大学(QUT)看護学部、病院、老人ホーム、看護博物館での見学も行われます。また、ホームステイ先のホストファミリーとの交流や観光もありますので、海外の雰囲気を肌で感じ、大きく視野を広げることができます。
言語や文化が異なる人への看護を考える留学制度
外国人とのコミュニケーション能力を磨き、文化や背景が異なる人への看護のあり方を考えるきっかけとして留学制度も用意しています。2016年度は20名、2017年度は16名、2018年度は7名の学生が、オーストラリア・ブリスベンのクイーンズランド工科大学で2週間の英語・看護研修を行いました。
「国際病棟の看護師になりたい」「海外の看護事情に興味があった」など動機は様々です。英語での看護や問診の練習、施設見学などに没頭しました。コンピュータ上でのバーチャル解剖など新しい経験もありましたが、何よりの収穫は、コミュニケーションの大切さを肌で感じたことです。
「多民族が一緒に暮らす国なので、違う文化の人との接し方を教わった気がする」「たくさんの人と話すことで考え方が広がった」「日本でも高齢者や幼児などうまく話せない人も多い。言葉や文化の壁は、外国人とだけではないと思う。人の気持ちを考えることを勉強できた」と、話しています。一人は「看護科なのに留学?と友人は首をかしげたけど、言葉も考え方も違う国での経験は、国内でも絶対に役に立ちます」と力を込めていました。