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学長挨拶

志高く、心優しい看護のリーダーたれ!:
顔を上げ道の端を颯爽と歩いてゆこう

学長 片野 光男

九州大学医学部卒業後、医学部附属病院 第一外科入局。佐賀医科大学(現佐賀大学医学部)消化器外科助手や同・講師、九州大学医学部長などを経て名誉教授へ。2015年福岡女学院看護大学学長に就任。消化器がんの外科治療、がんの分子生物学的研究と治療法開発などを主な研究分野とする。

大学の心(理念:志):
あなたがして欲しいように、他の人たちにもそのようにしなさい

 「キリストの教えに基づいて女子教育を実践する」ために135年前に建てられた福岡女学院(日佐キャンパス:幼稚園から大学院)が、新たな社会貢献を望み2008年に設立した看護大学(古賀キャンパス)です。
 「あなた方がして欲しいように、他の人たちにもそのようにしなさい」というキリストの教えを大切にしています。

学び(教育)の柱は「ヒューマンケアリング:
看護を通して、看護される側も看護する側も共に成長していきましょう

 看護において、最も大切な世界共通の概念である「ヒューマンケアリング」を教育の中心に置いています。「ヒューマンケアリング」とは「看護を通して患者さんとともに自らも成長すること」を意味します。

 本学での学びは最先端の看護学はもとより「より深く考え、より豊かな人間性を備えた人」として成長するために、チャペルの時間、ボランティア活動、シミュレーション教育、多言語医療支援コースなど本学独自の学びが整えられています。

福岡女学院看護大学はこんな大学です:
学生・教職員が共に考え発展し続ける美しい看護大学

1.最大規模の臨地実習病院を持ち、開学以来、就職率は100%、90%の人が第一・第二希望の病院に就職しています。

 本学は、福岡を代表する福岡東医療センターに隣接するという恵まれた環境にあり、私立看護大学として初めて国立病院機構と連携をした大学です。つまり、100を超える国立病院機構や大学病院を附属病院として持つことで様々な病院実習(臨地実習と呼びます)を体験し、貴女の力を発揮することのできる職場との出会いがあるのです。卒業生の30%が国立病院に、40%が大学病院に、30%が市民病院などの中核病院に就職しています。

2.我が国最大規模のシミュレーション教育センターで、本学でしか学べない「第4の看護」を学んでみませんか(ミッションモデル)。

 シミュレーション教育センターとは、コンピューター制御されたモデル人形が入院している病院です。手術場、病棟、産室、在宅医療などの場が忠実に再現されており、患者さんを前にした看護を何時でも繰り返し学ぶ事ができます。

 ここでは、本学でしか学べない「第4の看護」を学ぶ事ができます。「第4の看護」とは、病院や施設ではなく家庭や地域で生活する人々への看護です。本学は「第4の看護」をスマートフォンなどで何時でも何処からでも学ぶ方法を生み出しました(2019年度e-Learning大賞・厚生労働大臣賞受賞)。つまり、講義、シミュレーション教育、実習(臨地実習と呼びます)に「第4の看護」を組み合わせた独自の質の高い学び(ミッションモデル)が体験できます。

3.「多言語医療支援コース」を選択し、外国の患者さんに専門的な対応ができる看護師になりませんか。

 英語教育に優れている福岡女学院大学(国際キャリア学部など)と連携し、増加する外国の患者さんに、優れた我が国の看護を提供できる看護師を育てるための国内初のコースです。このコースでは、シミュレーション教育センターでの海外病院臨地実習などの模擬体験ができます。

4.古賀市議会などで、実際の地域医療を体験してみませんか。
 本学は、古賀市唯一の大学であり、市と密接な連携をしています(古賀市・福岡女学院看護大学連携協議会など)。学生は、議場などで「地域医療」について直接意見を述べることができます。
5.「オリーブの森プロジェクト」に参加し、美しい大学作りをしませんか。

 昨年、シャワー室や化粧室を整備したクラブ活動や学内行事が可能な多目的ホールが完成しました。また、本学ではオリーブの森に佇む看護大学(オリーブの森プロジェクト)作りが進行中です。現在7種類計150本のオリーブが植えられており、昨年からオリーブ摘みやオリーブオイル絞りがスタートしました。共に「福岡女学院看護大学オリーブ祭り」開催に向けてオリーブを育て、小さな小さな畑(ミッションファーム)で色んな野菜や果物を育ててみませんか。

6.優しい優秀な教職員が皆さんをお待ちしています。

 本学の特徴の一つは、学生と教職員の距離が近く、学生の多くが教職員が優しいと感じています。優しいだけではなく、よく学ぶ教職員の姿勢は研究に表れ、2019年には、教員一人が研究のために獲得している研究費が全国の女子大で4番目になりました。

学長からの提案:
優しい看護職者としての成長を願い互いに心の背骨を鍛えましょう]

 我々教職員と学生は、「志高く、身を整え、敬いをもって毎日キャンパスの門をくぐりましょう。門を入る時、出る時は、空を見上げるようにしてみてください。そして、 門を入ったら、心の時間軸を長めに調整することに努めてください。一日をゆったりと過ごすよう意識して心を整えれば、昨日までの悩みは小さくなり、今日からの目標が見えてきます。そして、道や教室では、顔を上げ、胸を張って、優しい顔で中央ではなく、端を颯爽と歩くよう意識してみて下さい。自分が何故、何のためにここにいて何処に向かおうとしているのかが見えるようになります。

 もう一つは、講義を大切にしましょう。どこにも負けない素晴らしい教員が揃っています。学生目線をしっかり持った教育に熱心な先生達の集団です。

講義に勝る場はありません。予習と復習という当然の学ぶ基本を身に付け、分からないことは、その日のうちに解決するという積極的な態度で講義に臨んでください。そうすれば、必ず皆さん全員が望んでいる看護師・保健師として社会貢献することになります。

 我々教職員は、皆さんが高い志を達成するための助力を惜しみません。皆さんは、我々教職員を信じ、より豊かな社会貢献のできる人として成長することに邁進してください。是非、人から与えられる知識の習得に満足せず、自身が社会に貢献しうるものを、新たに作り上げることを目標にしてください。

 さあ顔を上げ、時間軸を長めに調整し、皆と語らい、食事をし、福岡女学院の校章の三本の線(信じ、希望し、愛する)に示されているように、自分や仲間を信じ、明日を希望し、自分の進む道を愛し、そして中央に描かれているぶどうの木に繋がる仲間として共に楽しく学び、共に成長してゆきましょう。

学院聖句

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ」

ヨハネによる福音書第15章5節


【略歴】
1974年 3月 九州大学医学部卒業
1974年 6月 九州大学医学部第一外科入局
1976年 4月 国立小倉病院外科
1977年 6月 国立中津病院外科
1978年10月 九州大学附属病院第一外科医員
1981年 4月 佐賀医科大学消化器外科助手
1981年10月 米国カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)留学
1983年10月 佐賀医科大学消化器外科助手
1989年 1月 佐賀医科大学消化器外科講師
1999年 1月 九州大学大学院医学系研究科腫瘍制御学分野教授
2003年 4月~2015年 3月九州大学大学院医学研究院先端医療医学部門教授
2003年 4月~2010年12月 先端医療医学部門長
2007年 5月~2010年12月 九州大学医学研究院副研究院長
2008年 4月~2010年12月 九州大学病院病院長補佐
2011年 1月~2014年12月 九州大学医学研究院医学研究院長
2012年 4月~2014年12月 医学研究院附属ヒト疾患モデル研究センター長
2014年 4月~2014年12月 医学研究院附属総合コホートセンター長
2015年 4月~ 九州大学名誉教授
2015年 8月~ 福岡女学院看護大学 学長

学校紹介