妊娠後期すこやか教室は、古賀市の母子保健活動の中で「妊婦に対する出産準備教育や相談事業は妊娠初期~中期の開催に留まっており、分娩や沐浴に関する初産婦の相談が多い状況がある」という課題解決のため、本学と古賀市が連携し、2014年度から始まりました。
今年度で10年目となる妊娠後期すこやか教室ですが、2020年度からは新型コロナウイルス感染症の影響でオンデマンド配信(2019年度2月~2021年度)・オンライン(2022年度)による開催を行っておりましたが、2023年度より4年ぶりに対面で開催することができました。
本活動の目的・目標は、
(1) 古賀市と連携して妊娠後期すこやか教室を開催し、母子保健活動推進に貢献する
(2) 学生が妊娠後期すこやか教室に関わり、妊婦やご家族の妊娠期・育児期の情報を得て学ぶ機会とする
(3) 教員の研究活性化を図る
の3点です。
教室の内容は
1.誕生する赤ちゃんを迎える準備
2.赤ちゃんのいる生活ってどんな感じ
3.だっこ・おむつ交換・沐浴(お風呂)の方法(演習)
4.相談会
です。
今年度は全4回開催し、総勢44名の妊婦さん・ご家族にご参加いただきました。
教室では、講義形式で分娩の流れや過ごし方を説明し、その後実際に赤ちゃんの抱っこや沐浴の体験を行っていただきました。また、産後の生活を想像しながら、家事や育児の役割分担を考えるワークを行ってもらいました。実施後のアンケートでは“出産や育児に対してしっかり学べ、実際に沐浴体験が出来たので、とても有意義な時間になりました” “沐浴や抱っこの仕方など出産前に不安に思っていた事が解決できてよかった”など、うれしいお言葉もいただきました。
2024年度も本学で対面開催予定です。たくさんのお申し込みをお待ちしております。
母性・小児看護学領域一同