古賀市の介護予防施設「千鳥苑」で開催される「介護あんしん相談会」で、地域住民の方を対象に「ふまねっと教室」を開催しました。

ふまねっと運動とは、50センチ四方のマス目でできた大きな網を床に敷き、この網を踏まないようにゆっくり慎重に歩く運動です。ふまねっと運動にはさまざまなステップがあります。最初に、ステップを覚えます。ステップを覚えたら、ふまねっとの上を「ステップを間違えないように」、「あみを踏まないように」、「ゆっくり」、「慎重に」歩きます。ステップができたら、手拍子を加えます。これらの動作によって注意、集中、記憶などの高次認知機能やバランスの改善、歩行改善につながると考えられます（認定NPO法人ふまねっとホームページより）。

本学の老年看護学教員3名全員が、ふまねっとインストラクターの資格を保有しています。

しかしコロナ禍に突入し、大学外で活動をする機会がないまま数年が経過していました。今回、古賀市第2地域包括支援センターからお声掛け頂き、初めて地域の皆さまに「ふまねっと運動」をご紹介する機会が得られたのです。

寒波が押し寄せる中、30名近い参加者の皆さまと一緒に、約1時間をかけて楽しくふまねっと運動を行いました。

簡単そうに見える運動ですが、意外と難しいのです。ただ間違えても大丈夫！と声を掛け合い、笑い声が飛び交う楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

歩行機能や認知機能の維持向上、改善が期待でき、安全に楽しく実践できる「ふまねっと運動」を今後も提供していきたいと考えています。（文責：白井）