本学創立10周年を記念し、2016年9月にシミュレーション教育センター（AI Sim）を開設しました。

　本センターには、臨床現場を再現できる集中治療室（ICU）や一般病床（４床室）、分娩室、在宅環境を再現した4つの特徴あるシミュレーションルームを完備しています。また、シミュレーション体験後の振り返りをするディブリーフィングルーム（２部屋）には、シミュレーション場面の映像がライブ配信されます。このようなICTを駆使した学習環境であるため、１学年100名を超える学生が同時にフルスケールのシミュレーションを共有しながら学習を深めることが可能となっています。

　シミュレーション教育の基本となるグループディスカッションに最適な壁面ホワイトボードやTBL（Team-Basd-Learning)室など、アクティブラーニングが可能であることも特徴です。

　シミュレーション教育を推進するために、学生からの意見を聴取する委員会や臨地実習施設との連携協議会など、学生や臨床とつながる委員会も設立し、よりよい教育を追求する体制も整備してきました。

　看護の素晴らしさを伝える教育の実践のために、開かれた施設として多くの方と交流しながら、社会に貢献できる人材育成に励んでいきたいと考えています。