粕屋北部消防本部様と、本学の学生・大学院生・教職員による
大規模な事故・災害を想定した「多数傷病者対応シミュレーション」を行いました。
消防隊の皆様は、普段からこうした訓練を積み重ねていますが、
さらなる対応能力の向上と、看護を学ぶ学生のために、より実践的な訓練として本学で実施いただきました。
参加学生約30名(1年生、4年生、大学院生)と、看護教員、医学教員、事務職員が、
それぞれ看護師役、医師役、傷病者役、関係者役となり、災害現場を想定した緊迫感のあるシミュレーションとなりました。
参加した学生は、「救急隊からの申し送りを初めて受けて、緊張したけどとても勉強になった」や、
「災害現場から搬送までの間に治療の優先順位が変わることもあるため、
患者さんへのケアやご家族への声掛けがとても大切だと学んだ」と話していました。
これまでの学びを活かして迅速に対応する姿は、とても頼もしく見えました。
消防隊も看護師も、人の生命を守る同じ使命を持っており、災害現場ではお互いの協力が不可欠になります。
本学では今後も、消防隊の皆様と連携し、より実践的な災害看護の学習を深めてまいります。