9月13日(火)、新棟「看護シミュレーションセンター」の献堂式を行いました。
来年、創立10周年を迎えるにあたり、国立病院機構福岡東医療センターより借用している敷地に、総面積約2,046平方メートル、鉄筋コンクリート3階建てで、2・3階部分には九州地区では数少ない「看護シミュレーションセンター」が完成しました。
献堂式には、古賀市や東医療センターの関係者、および設計・施工関係者、本学関係者などが出席しました。片野光男学長があいさつを行い、十時忠秀理事長より設計・施工を担当された錢高組様へ感謝状が贈呈されました。
2号館となる看護シミュレーションセンターの愛称は「AI Sim」とし、①キリスト教の「愛」、②出会いの「会い」、③学び合いの「合い」の意味があり、AおよびIのアルファベットには、Active、Acquire、Interesting、Infinityなどの意味が込められています。
献堂式後には、施設見学を行いました。
従来の看護実習室とは違い、ICUや4床室、分娩室、在宅などに似せた部屋を設置しました。あわせて体験後の振り返りをチームに分かれて行う、ディブリーフィングルームやICTを駆使してグループ討論が出来るTBL(Team-Based Learning)室も用意しました。シミュレーション教育では、単に技術の習得を目指すのではなく、計画的・体系的に作成されたシナリオを用いて、体験学習と学習者間の活発な討議、振り返りの気づきや学びから、情報収集能力、判断力、コミュニケーション力、生涯研鑽し続ける能力などを培います。
看護シミュレーションセンターの完成を機に、「愛の精神」「ヒューマンケアリング」を実践できる看護職者の育成を通じて、より一層社会に貢献できるよう着実に歩を進めていきます。