平成26年度古賀市糖尿病予防教室最終回
平成25年2月18日水曜日
昨年11月から約3か月間、6回にわたって開催された糖尿病予防教室が最終回を迎えました。この教室では、自己血糖測定器を活用して、食生活や運動習慣等、日常生活行動と血糖値の関係を自分自身で調べながら、ありのままの生活と血糖値の現状を自己分析し、糖尿病を予防するための健康管理の在り方を学習するものでした。
今年の参加者は、39名(1名は初回よりキャンセル)でスタートしましたが、最終回でも35名(89.7%)、平均出席率92%の高い出席率となりました。
学習活動はグループ単位で行いましたが、回を重ねる度に、教室での学びを自分の生活に取り入れている状況が報告されました。参加者からは「食べ方を変えた」「運動を継続している」等々報告があり、「体重が」、「腹囲が」と効果を紹介しあいながら、終始、笑顔に包まれる和やかな雰囲気のもとにグループの会話も弾んでいました。
最終回のプログラムは、糖尿病の専門医の浅野先生をお招きして、専門的な立場から「私の体とのつきあいかた」について最前線の話を伺いました。
講話の後には、質疑応答の時間があり、参加者は教室を通じて気づいたこと、疑問に思っていたこと等々を、次々に質問していました。昨年もそうでしたが、自分の生活と体の実態についてその関係性がよくわかると、的確に自分の実態と向き合い、積極的に糖尿病予防を実践しようとする健康管理実践者としての質問内容になっていました。
教室の最後には、教室開始時と終了時に実施したヘモグロビンA1cの測定結果が発表されました。教室の開始時から、著しく減少し、平均値は6%をはるかに下回りました。個人個人の測定値も-0.5~+0.1%の減少が認められました。
11月から年末年始を挟む食の誘惑の多い時期の教室開催であるため、測定結果への影響を心配していましたが、教室参加者は、健康管理の努力を継続し、素晴らしい効果がもたらされました。結果を発表する前の緊張した表情も、その結果を発表した瞬間、教室参加者の笑顔は、充実感、達成感に満ち溢れた最高の表情となっていました。
同じ課題を有する仲間でともに努力を重ね、導かれた結果は、教室のスタッフも参加者もともに喜びあえる大満足の結果となりました。