本学の3年次選択科目「公衆衛生看護学Ⅲ」では、地域診断演習を行なっています。
この演習では、コミュニティ・アズ・パートナーモデルを用いて、古賀市の情報を収集・アセスメントし、健康課題の推定までを学生間で協力して実施します。
まずは、福岡県や古賀市のホームページを隅々まで閲覧!地域の人口動態や健康状態に関するデータを確認することから始めました。この他、産業構造や経済状況、教育環境なども含めて、地域の発展の経過と現状そして今後の将来予測について分析をしました。
次に看護学生として、地域で生活する妊婦や子育て中の親の視点、忙しく働く労働者の視点、足腰が少し弱くなってきた高齢者の視点…様々な視点をもって地区踏査。実際に、環境測定を実施したり、妊婦や高齢者の模擬体験服を装着し、バリアフリーのチェックをしました。また、花見東2区、舞の里1区・2区、花鶴丘3丁目の地区役員のご協力を得て、公民館にもお邪魔し、幅広い年齢層の住民とふれあい、インタビューを実施しました。
今回の演習で、地域の潜在的・顕在的な問題だけでなく、住民主体の活発な健康づくり、住民同士の支えあい・絆など、地域の強みについても学ぶことができました。